えば

2005年5月12日
たいまいはたいて、舞台を見てきた
オープニングは椅子に座る「えば」。エピローグも同じだった。
この舞台のタイトルも「エバ」
内にこもりがちな彼女の孤独と情念をあらわした舞台なのか
最初のソロは楽しみにしていた彼女の ばたでこーら(裾長スカート)
ばたでこーらといえば、ふわりと落ちるやわらかいコーラ(しっぽ)で優雅さを表現したり
悲しい歌には、ずるずる引きずり、足にまとわりつき、蹴り上げて踊る
でも、彼女の扱い方は初めてのものだった。
コーラの定位置が前で、いつでもコカコーララインで
内からにじみ出るように振りを絞り出す
それは生身の「女」のイメージそのもの

次のソロ曲は延々20分以上はあったか?
その切れは衰えることなく、
そのうねりは蟻地獄に引きずり込むかのように
後半は、笑みすら浮かべて、恍惚の表情
最後には彼女が人ではないように感じて、恐ろしさすら・・
そういえば、群舞でも彼女のすばらしさは突出していた
彼女の”静止”には能に似たものを感じる、止まっているのに、動いている、そんな。

群舞で面白かったのは
振り付けはもちろんえばで、彼女が好きそうな振りなのだけど
ほかの人が踊ると、まったく別物に見えるのよ
特に、男性3人の踊りは、なぜか、エジプトの絵のように平面的に感じるの。
ちょっと物足りない気もするけど、それはそれで面白いものではあった
彼女との対比という面で。
同じ振りでも彼女が踊るとあん覆貌?凝?妨?┐襪里法Α

残念なのは、オーディエンス
情念を踊る黒いふらめんこに拒否反応して引いていたか、
また、圧倒され過ぎて死んだようになってたかと思われる
なんだか舞台と客席の温度差をすごおおおおく感じたもの
前日のサラの舞台を見た人はその違いに戸惑っただろう
本当は私も2日続けて見たかった
サラも当代一の踊り手だ
その美しさ故、最初は好きじゃなかったけど
美しい人にありがちな自分への追求がぜんぜんなくて
ふらめんこへの深いふかい愛情と、むちゃくちゃ真摯な挑戦が見える
彼女の踊りには女の強さとアイレ(リズム)が引き起こす歓喜を感じる
白いふらめんこと黒いふらめんこ
でも、一般受けするのは白いサラなんだ。
だから、えばの舞台は深く、黒くなってゆく・・
と、かってに思ってんだけど

バレエにて
今日、今年初めて、汗がしょっぱくなかった。
去年はずっとしょっぱい汗だったけど
今年は調子がいい。
でも、できなくて凹むのは一緒か
いや、今年の方がへこんでる気がする
こんなに体を絞っても(痩せるのとは違うよん)、できてないんだもん

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